2011年6月1日水曜日

任期終了にあたって

4月に行われました選挙では、4543人の皆様にご支援をいただき誠に有難うございました。大勢の皆様にご支援いただきながら、再選すなわち信任を得ることが出来ない結果となりましたことは、私自身の力不足と正に不徳と致すところであり、国政に対する不信感が私の選挙にも影響と反映がなされたものと考えるところです。投票日終了後、関係者の皆様にご挨拶をさせていただく中、熱くかつ温かいお気持ち、すなわち政治に対し、身近に身の回りの「現状」を共に考え行動し、あすの神戸や日本のことを真剣に思い、常に新しい提案をしながら、政治と選挙はパフォーマンスではない(阪神・淡路大震災そして東日本大震災を経験している現在、私たち国民が、最も今感じていることではないでしょうか)と思っておられる、実は社会的少数派である私が最も政治的に信頼すべく皆様の「お気持ち」に直に触れるにあたり、私は少数派であっても、その皆様の厳しくも誠実な様々な「思い」を、将来の神戸や日本を託すべき「政治」に対し活かすことが、今、若い私が挑戦していくべきことであり、私たち国民に対し厳しさを強い、そして私たち国民・市民自身が国やまちの将来やあり方を考え自分たち自身のことであることを前提に議論していく「民主政治」の発展に期してみよう、と感じている日々です。身近な市政においては、一言で言うと「市民サービスの向上」に向けた絶え間ない調査・研究・政策立案活動を行っていくこと。国政においては、憲法の章順に挙げますと、日本国民統合の象徴である天皇をお見守り申し上げること、自国の責任で安全保障体制を構築すること、国民の権利と義務を明確にした国民に対する意識付けとその実行、三権分立体制、そして地方自治の活性化、などを基本に仕事をしていくことかと思います。振り返りますと、私は自民党神戸という会派との合同期間を除きますと、4年間の任期中ほとんど2~3人という少数会派に属しておりました。神戸市会というところは、5人以上のいわゆる「交渉会派」を条件に、全ての市会・市政運営が決まって参ります。ですから、私たちは例えば、「なぜ市会からの来年度予算に対する市長要望は交渉会派からだけなのか、なぜ請願・陳情の勉強会を市会内与党だけでするのか、なぜ国旗と市旗が次期市会からの掲揚なのか」など、実は民主政治の基本である「プロセス」が分かりませんでした。国政であれば、この辺りをマスコミが追いますが、市会のマスコミはそこまでしません。要するに、神戸市会は、議会内議論がほとんどないんです。チェック機関の対象である「行政機関」に対しては、しっかりやっています。しかし、市民の代表機関である「議会」内での議論は、私から言えばありませんでした。神戸市政は、極めて堅実的ではありますが、市民との活性化された市政ではない理由が、この辺りにあるのではないでしょうか。いずれに致しましても、何かと失敗の多い私ですが、1から元気にスタート致します。6月10日が任期終了日となっています。一旦、このホームページも終了させていただきますが、4年間、身近な市民福祉の向上と神戸市政の発展を願って、精一杯、私なりに尽くして参りました。ご支援いただきました皆様、本当に本当に有難うございました!心より感謝申し上げます。
 しらくに高太郎    (2011.6.1投稿分)