2012年11月12日月曜日

ヘルパー研修

本日は、かねてより私自身が取り組んできておりますホームヘルパー2級研修課程が区内で開講され、私自身も講義に寄せていただきました。この研修のお世話に携わって、足掛け13年が経過致しました。この間、私達と致しましては、様々なことがありましたが、人材の育成と質の向上を願って取り組んで参りました。本日は、26名のご参加があり、一時期よりやや参加人数が持ち直した感があります。ここ10年の間、介護福祉士の受験資格の複雑化、1級や3級を廃止したり、また初心者には全く見合わぬ膨大な研修時間を課程とした基礎研修の新設、そしてこの2級課程のまたの改定と、はっきり言って介護職の資格上の安定とはほど遠い変遷があり、厚生労働省に振り回されてきた、と断言したいと思います。世界に類を見ない速さで進展している高齢社会に、人材育成は欠かせません。ほとんどの方がお元気で過ごされても、高齢人口の割合からすれば、まだまだ足りない状況が生まれて来るでしょう。潜在的有資格者の掘り起こしや資格の安定化、また量的拡大への対応、介護報酬をはじめとする処遇改善など、やはりここらの課題は、基本的に現場直視の姿勢でどう対応すべきかを国レベルで検討をし続けなければならないし、安定した社会保障制度の構築と言われている中の大きな課題です。いずれにせよ、国に何かサービスを出してもらうという発想では、財政破綻の可能性大ですので、当然民間も含めて、「自助」、「共助」のレベルで各自対応出来る体制作りが必要かなと考えるところです。今日からおよそ4ヶ月後の修了を目指して、皆様頑張っていただけるよう、応援して参りたいと思っています。

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