2013年5月18日土曜日

山陽バスのスト

先日、垂水区の足である山陽バスさんが、半日であるが、ストライキを決行した。従来から労使間でいろいろ問題があったようであるが、今回の路線の山陽バス運転士という仕事が、特に垂水区においてどれだけ重要かつ責任の重い仕事なのかを冷静に考えれば、普通はストの決行など出来なかったはずである。恐らく労使間で、相当の問題があったとは十二分に推測はつくが、それにしても2~30年前の国鉄じゃあるまいし、スト回避に向けて何とかして欲しかったものである。組合さんが、労働三権に基づいて、しかも日本国憲法に基づいて、権利を行使されるということは、極めて合法的なことである。しかし、私は思うのであるが、組合さんは、経営者というこれも極めて狭い特定の機関に対しての権利行使であって、自分たちが普段なさっている「仕事」が、いかにバス利用者、恐らく大半が垂水区民であろうが、重責を担っているかということを、今一度、認識すべきではないだろうか。私も山陽さんにはお世話になっているというか利用をさせていただいている側であるが、いわゆる「政治力」が社内に働いていない証拠ではないだろうか。公共交通機関の役割という意義を、これを機会に、改めて社内で議論をしていただきたいと強く期待致すものである。

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