2013年5月15日水曜日

橋下共同代表発言

橋下共同代表が昨日、戦時中の慰安婦に関する発言があったと報じられた。更に、米海兵隊訪問時の懇談内容までも披露。石原共同代表も「事実」と発言。橋下共同代表も言われているように、この問題について日本政府は、公式の証拠はない、ということを閣議決定している事案である。また平成5年8月4日のいわゆる「河野談話」も、個々の裏付け調査もなしに当時の政府はこの決定をしてしまい、そのこと自体、政府は認めているということも平成9年3月12日の参議院予算委員会でも明らかになっている事案である。にもかかわらず、この問題に触れるということは、凡そ国政政党の代表が取るべき態度ではない。そして、テレビカメラの前で個人的な意見などないのである。この辺りが、作家やタレント時代の感覚をまだ引きずっておられるのではないか。小沢鋭仁国対委員長も、「党として議論した問題ではない」旨のコメントをされていたが、事実党としての正式見解や党として議論されたことではない話が、党幹部から易々と話されることがここのところ、どうも続い
ているように思う。残念ながら、新しいとはいうものの政党の体を成していないように感じ、極めて残念である。申し訳ないが、情けなくも悲しい限りである。ぜひ党内でしっかりとした議論をされ、難しい問題ではあるが、意思疎通をもっともっと図ってほしいものである。

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