2014年3月12日水曜日

認可外保育施設

先日、病院・福祉施設の敷地内にあり、そこで勤務する方の子供さんを預かる保育施設を見せていただきました。いわゆる、認可外保育施設です。「認可外」と言っても神戸市や補助金を出した機関による監督や指導、立入調査も受けるので、預ける側としては安心と言えるのではないかと思います。
こちらの施設は、勤務する職員さんの福利厚生としての保育園になっていますので、利用者負担はかなり安価なものとなっており、かかる費用の大部分を勤務先の法人が負担しています。いろいろお話を伺いますと、こういった保育施設を設置するにあたり、国をはじめ補助金を支出する機関が複数あるようです。
ただこの補助金の種類によって、預かることの出来る子供の数に違いがあるとのことです。要するに、補助金の設備基準が厳しいため、本来のスペースはあるのに受け入れを少なくせざるを得ないということです。例えば、保育室の面積は子供一人あたり1,65㎡以上を確保するれば良いところを2歳以上の子供を保育する場合は1,98㎡以上と、認可保育所並みに一気に上がるので実態としてはもう少し預かることが出来るのになあ、という現場の声がありました。このあたりは、安全に支障のない程度で、緩和してもいいのではないかと思いました。
「待機児童の解消」は、今や国も地方も至上命題となっていますが、今後は補助金の出し方などの細かい問題、それぞれの現場にみあった保育施設の充実をしていかねばならないのではないかと感じます。

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