2017年2月24日金曜日

ハイブリッド芝

来週から予算特別委員会が始まります。質疑に向けて、準備等を行っている最中ですが、今日は本会議終了後、御崎公園のノエビアスタジアムに視察に参りました。来年度予算案に、スタジアムの芝生ピッチの改修に約9億円が計上されており、質疑予定項目に入れているためです。
建設局さんと芝の管理部長さんから、現地で詳しくご説明いただき、私も現物を見て参りました。
2019年ラグビーワールドカップの神戸開催に向けて、日本で初めて「ハイブリッド芝」(私にとっては、包装する時に使うビニールひものようなもの)を、グラウンドに約20センチ弱程打ち込み、天然芝の根を絡ませるとともに、水を採らせ易くし、結果、芝生を強靭化、芝生の剥がれ抑止を図ろうとするものです。
また、グラウンドの土中にホースのようなものを巡らし、水やお湯を流して地温をコントロールしようするシステムと、芝生を光合成させるライトも設置、すでに実験、芝生の生長に効果をしっかり発揮しています。スタジアムにとっては、大規模改修です。
ハイブリッド芝は、海外では普通に採用されているとの事で、その方面では日本は遅れているようです。説明を聴くにつけ、芝生は大変デリケートで、人間さんの世話をすることによく似ているように感じました。
そのような生きた芝生が、年中しっかり一定状態で生育し続けてくれると、スタジアムの利用幅は一気に広がることでしょうし、ピッチを走るプロ選手も愛着を感じてくれることでしょう。
多額の予算をかけ、神戸の貴重な財産を、これから創造しようという事業なので、心して執行にあたってほしいものです。

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