2016年7月21日木曜日

カーレーター

 今日は旗振茶屋さんに寄せていただくために、登山口から登山はせず、久しぶりに須磨浦公園からロープウェイとカーレーターを利用して上がりました。
 ここ最近、写真にある「カーレーター」が話題になっています。開業50周年だそうで、先日のある会合で地方創生担当の石破大臣も相当、興味・関心を持たれていた日本で唯一の「乗り物」です。私は、この鉢伏山、旗振山、鉄拐山のふもとでずっと育ったので、子供の頃を思い出す大変懐かしい場所です。今日は、電車の音や蝉の鳴き声がよく聞こえました。
 実は、今年に入ってからこのカーレーターに30数年ぶりに乗ってはいたのですが、久しぶりに乗るとやはり下りのステーション近くに至っては、特に「日本一乗り心地の悪い乗り物やなぁ」と感じていましたが、今やそれが一つの話題に。また、ベルトコンベアのゴムの匂いや油の匂いなどもあり、まさに「昭和」を感じとれる乗り物です。全長91メートルとすぐに着いてしまい片道200円ですが、単に乗り物の利便性やらという問題ではない特別の値打ちがあります。
 さらに、鉢伏山山頂には回転展望台があり、その1階は、大変涼しい休憩室でその奥に古びた1曲100円のレコードプレイヤー、ジュークボックスがありました。私も興味本位でかけてみました。けっこういい音でボリュームもかなり上々です。誰もいなかったので良かったですが…。1曲終わってから、私ボタンだけ押してみたら、またかかってしまったので、多分故障ですね。これもまた「昭和」です。
 さらに2階は、ゲームセンター、そして3階は、コスモスという喫茶店。この回転展望台の喫茶店は、眺めは最高で、また味のある喫茶店、すなわち「昭和」なのです。喉が渇いたので、サイダーを頼もうと思ったら、何と知り合いの方が店員さん。「最高ですね」などと雑談をしながら、一気に飲み干しました。以前にテレビで見たのですが、姫路の回転展望台が閉店してしまうという残念なお話がありましたが、「昭和のパラダイス」が須磨浦山上遊園にはあります。まさに、神戸の貴重な貴重な観光資源です。みんなで育てていきたいものですね。

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