2016年8月26日金曜日

充実感のある職場で

 先日、障害者の皆さんが働いておられる工場を見学させていただき、意見交換をして参りました。西区にある株式会社の「まつたけクラブ」さんです。仕事としては、じゃがいもの皮をはいだり、ネギを千切りの機械にかけたり、餃子やキムチを作ったり、また銅線から生身の銅を取り出したりして、それぞれ出荷先に出荷しています。仕事の様子として、私の印象は、皆さん「真剣そのもの」です。ちなみに、まつたけクラブさんは、就労継続支援のA型に分類される事業所です。
 社長の岡野さんからも皆さんの前でお話がありましたが、「皆さんに合ったペースで自由にやってもらい、例え短時間であっても毎日出てきてもらえるように考えています」との事で、障害者雇用のツボを押さえておられます。
 意見交換させていただいたお一人の方は、「高校を卒業をしてからどうしようと考えていましたが、役所等を通じてやっとこの仕事場が決まり、今は毎日が楽しいです。もし仕事が決まらなかったらどうしよう、と引きこもりにはなりたくないと思っていました。」と元気な笑顔で応えて下さいました。
 自民党会派でも先日、障害者雇用について東京大学の先生から、ご講義を受けたばかりでしたが、やはり皆さんひとり一人に合った仕事をいかにマッチングさせ、また経営者側も社員とともに障害を理解することが出来るかということが、鍵となりそうです。
 神戸市でも市内4ヶ所で「就労推進センター」を開設しています。また9月は、「障害者雇用支援月間」のようですので、少しでも多くの皆さんに障害者雇用への理解をいただけるよう、私も努力して参りたいと思います。

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