2017年6月1日木曜日

実地視察

昨日は、企業建設委員会で実地視察を行いました。1ヶ所目は、北区有野にある六甲ビール醸造所さんです。六甲ビールさんは、六甲山の湧き水で地ビールを作っておられますが、この度はブラタモリでも紹介された布引貯水池の水、「布引渓流の水」を使ったビールを開発されたというで、寄せていただきました。
製造過程を伺うと、水や原料の搬入から瓶栓をするまで、全て手作業。従業員さんも少数精鋭で、家内制手工業といった感じです。定番の六甲ビールをはじめ、限定品が数多くあり原料が全て神戸産という押部谷の桃を使った桃のビールや有馬の山椒を使った有馬山椒のビール、そして布引渓流の水を使ったあわじレモンのビールとしっかりとした味わいのあるアメリカンなビール、また20℃前後の飲むのが適している「熟」というビール等々、盛りだくさんなビールメニューでこちらもわくわくするくらいでした。少数精鋭のスタッフの皆様も、大切にビールを作っていただいている感が、伝わってきました。何しろ手工業なので、1日の生産瓶数も限界があり、また先程の熟は別として最終消費者に届くまで要冷蔵ということで、他の大手のビール社さんよりはどうしても割高になってしまうということですが、神戸のブランド感がたっぷりですし、ビール党の方々には様々なビールを味わえるという意味では十分楽しめ価値があります。布引渓流の水を含め、神戸の会社さんがこれだけの神
戸産を製造していただいていることを目の当たりにし、大変嬉しく感じました。神戸市も他の産業も含め、大いに応援してほしいものです。ちなみに、酒屋さんやレストランなどで置かれる場合も、直接取引ということなので、少しでも神戸を訪れる人も含めて、たくさんの人の目に触れて一度味わっていただけるように、拡がってほしいものです。ファンが必ず出来るなと確信致しました。
2ヶ所目は、神戸市道路公社さんに参りました。山麓バイパスと六甲有料道路、六甲北有料道路、そして5ヶ所の駐車場を管理しています。昨日は、箕谷インターを出たところにある公社の中央監視室と六甲山トンネルの北側入口の袖にある第3換気所を視察しました。中央監視室では、管理の道路を24時間、数名の職員さんが監視カメラやコンピュータ画面などで管理しています。落下物や事故などは、通報も受けながら消防、警察、阪神高速などの関係機関に適切に連絡が取れるようになっており、例え事故を起こした方が直接連絡を取れなくても、現場に来て対応していただけるくらいの監視体制です。
また六甲山トンネルでは、トンネルの中程にある非常口まで行きました。車が走っているトンネルに平行して、約1キロ程ある車が1台しか通れない洞窟のようなトンネルが、普段は換気用ですが、いざとなれば避難経路となっています。もし、車両火災などで煙が充満するような事態になれば、何とか避難口まで来れば脱出可能です。煙もより速く効果的に換気が出来るよう天井板を撤去し、ジェットファンに取り替える工事にも着手しています。また強力なスプリンクラーも見せていただきました。
このように、公社管理の道路の安心・安全が、しっかりと守られていることを確認させていただきました。橋の耐震化や拡幅工事などの改築事業もされているとのことです。トンネルを含めた道路管理には、多額の費用がかかりますが、それに見合う安心・安全の管理を引き続きお願いしたいと思います。

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