2017年8月6日日曜日

姉妹都市シアトル

7月27日より、日米友好神戸市会議員連盟の一員として、姉妹都市提携60周年を記念し、シアトル市を訪問致しました。この記念訪問は、私達日米議連のメンバーの他に、副市長さん以下関係部局の皆さん、企業関係の皆さん、神戸シアトル姉妹都市協会の皆さん、YMCAやジャズ関係の皆さん、そして市内の高校生10名の合計60名の「神戸市訪問団」の一員でもありました。
皆さんシアトルでは、それぞれ参加の行事は少し異なったようですが、私達はまず、マレーシアトル市長とハレルシアトル市会議長への表敬訪問をはじめ、シアトル港への表敬訪問、またボーイング社やマイクロソフト社への企業訪問、ビジネスセミナーやYMCAさんでの式典、シアトル総領事主催の夕食会やシアトル主催の夕食会、そして毎年開催されているシーフェアパレードという神戸まつりのようなパレードの参加等、正直目まぐるしい行程でしたが、シアトル市の皆さんから、心からの歓迎の気持ちがどこへ行っても示されていたように感じました。60年の重みかも知れません。特に、マレーさんというシアトル市長さんが、「国と国同士に問題が生じても、より深い市民外交があれば、これに勝るものはない」という趣旨のお話が、私の中ではとても印象的でした。玉田副市長さんが挨拶で、「日本では、60年と言えば、少し切りが悪いように感じるが、年が一回りして新たな年がスタートする節目の年であるのです」と言われ、シアトルの皆さんも、「なるほど」と感心したよ
うでしたが、この60年を節目に、姉妹都市との連携の在り方を、より深く発展的な関係を築くべきではないか、と私は感じています。具体的なことは、今後きちんと練って参りたいと思います。
また、シアトル市の訪問後、私達日米議連のメンバーは、神戸市が取り組もうとし、職員も派遣しているシリコンバレーを訪問致しました。シリコンバレーで活躍している兵庫、神戸にゆかりのある日本人の皆さんで組織しているインターナショナルクラブの皆さんとの意見交換、そして神戸市も足を踏み込んでいる「スタートアップ」事業の本場である500スタートアップオフィスの訪問、サンフランシスコ市の訪問やリフト社への訪問等を、行わせていただきました。ここでは詳細に触れることは出来ませんが、私に取りましては、極めて刺激的な視察となりました。ここでの内容についても、当然のことながら考察し、神戸市で生かせること、生かせないこと等をはっきりさせながら、今後の施策に反映して参りたいと思います。
私は、今回、公務での海外出張は初めてのことでしたが、やはり海外にも必要な範囲で見聞を拡げ、人間関係も築く等ということが、いかに有意義で大局的視点が醸成されるかということを、しみじみ実感致しました。国際都市神戸と呼ばれている神戸市ですので、柔軟性を生かして有効な市政運営をしていただけるよう、私も今後より一層働きかけて参りたいと思います。

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