2015年7月12日日曜日

市政報告

7月3日、定例市会が終了した。本来であれば、少しではあったが議案や委員会での議論等を報告させていただくべきであるが、任期開始早々、「ゆゆしき政務活動費問題」が生じた。
6月11日の任期開始日の「全体議員総会」という場で、神戸市政治倫理綱領に基づいた「誓約書」なるものに、全員が署名したところである。
今回の案件は、自民党神戸という私の記憶では、もう5~6年前からある会派が、調査委託費の名目で1000万円以上の不透明と思われる支出をし、それを「甘かった」等という理由で、どこの誰からの金なのか知らぬが、それをもって市に返還するというものである。そして、7月6日に利子付で返還されたとの事である。
これまでのテレビニュースの取材によれば、払われたとする領収書の相手方は、「調査もしてないし、支払われたこともない」とコメントしている始末である。
これが、もし本当であれば、公金横領か詐欺事件である。
金を返還するということは、少なくとも、不透明か不適切あるいはウソだったということである。これで世間の許しを請おうというのであろうか。
本来、市会議員の仕事とは、市民福祉の向上を願って、皆さんとの直接的な仕事をすべきところであるが、この案件については、税金の使途そのものであるので、疑惑のお金を返して終わりだと、この世の中、警察や検察など必要ないのである。
私達維新の党としても現在協議中であるが、今後、代表者会議での議論を中心に、神戸市会としてもこのままで終わらせるということなく、信頼回復に向けて、しっかりと取り組んでいくという旨は、他会派の団長さんからも私個人にも直接示されましたので、今後の推移をしっかり見守っていただきたいと思います。
そして合わせて報告しなければならないが、私達10人の維新の党市会議員団を結成しているのであるが、6月12日に私達が選挙中訴えてきたいわゆる「改革」に大いに賛同していただいた西区の民主党公認の前島議員1人を、市会内で同じグループに入ってもらい、「維新の党・民主党合同議員団」という会派名にして、市会活動を始めたところである。
民主党公認の方でも、議員定数や報酬の削減に賛同されている議員がおられるのである。それは、自民党でも何人もおられる訳であるが。
民主党の合同と聞くと、「何しよんや!」といって維新の党の支援者の方々に私は、電話やハガキで怒られている始末であるが、私達は自民党であろうと民主党であろうとその他どんな政党であろうと、「改革」に賛同下さる市会議員の方とは、どんどん連携するべきだと考えている。
その理由は、ただ一つだ。維新の党としてのこの度の皆さんとの公約を少しでも実現するためである。
私は、選挙中も選挙前からも、街頭でもう何度言ったかわからないが、定数削減一つにしても、これは条例改正すなわち神戸市会だと、35人以上の賛成がないと実現不能である。いくら「身を切る改革」だといい格好を言ったところで、とにかく無理である。
そこで私達は、少しでも神戸市会で一歩でも前に進めるために、賛同する前島議員と市会内では活動を共にする決断をした。
維新の党の看板に民主党という看板が同時に付いている議会会派は、恐らく私達の神戸市会くらいであろう。前島議員は、民主党と言っても、これまでの議案の賛否と思想は、当然であるが、私達と合致するものであった。
とにかく、私に投票して下さった9000人以上の方々の重みは、大変重い。その皆さんの思いに応えるためには、仕事で応えていくしかない、と私は考えています。

0 件のコメント:

コメントを投稿