2015年7月17日金曜日

実地視察

本日は、台風11号の影響で垂水区内も避難勧告が発令されたり、塩屋町で土砂崩れがあり現場確認と安全確保の要望をさせていただいているところです。まだ予断を許さない状況が続いています。
さて、先日、福祉環境委員会で午前中審議の後、午後から実地視察を行いました。視察場所は、中部在宅障害者福祉センターと東灘区魚崎にある東クリーンセンターです。
在宅障害者福祉センターは、市内に3ヶ所ありますが、兵庫の駅前にある中部在宅さんは、特に就労支援を行っているということが、特長です。
ビルの2階~4階の細長いスペースで様々な機能を果たしています。まず見せていただいたところが、ワークセンターひょうごと名付けられた訓練室です。知的障害者の皆さんを対象に、実際の職場に出るための訓練、作業として出来るかどうか、朝出勤した時にタイムカードを差せるかどうか、作業時間としてどれくらい仕事が出来るかなど、本当に作業「訓練」そのものです。
私達が行った時は、皆さん紙袋の製作をされていました。筆に糊をつけて、紙袋の底の部分に塗りつけます。そして、丁寧に折って完成させます。また一方では、商品を紙で包み箱詰めします。本当の仕事がそこにある訳です。スタッフの方が、それぞれのワークスペース、机ごとにおられ、丁寧に話をされています。とにかく、きめ細かなサービスが提供されていました。また3階には、障害者の方のデイサービス、4階には自立センターひょうごという施設で、主に知的障害者の方を対象に、創作活動や生活介助を中心に、デイサービス的な雰囲気でされていました。
この自立センターひょうごさんも、来られる皆さんが高齢化しているのが課題の一つだと言われていました。また看護師さんも配置されたとの事でしたが、まさにマンパワーがなければ、何のサービスも提供出来ません。そして、この中部センターだけでいいのかどうか、全市的なサービス提供のバランスとしてどうなのか、などきちんと整理しておく必要を感じました。
福祉サービスは、人材の確保とその育成が、今後サービス提供出来るかどうかのキーポイントです。少々時間がかかるかも知れませんが、安心出来るまちづくりのために、私はこの点については今後も力を入れて参ります。

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