2017年3月16日木曜日

福祉人材センター

昨日は、中央区坂口通にある兵庫県福祉人材センターに行き、事業内容や事業計画について勉強に寄せていただきました。
福祉人材を確保することを目的に、法律に基づいて兵庫県では平成3年に設置、さらに平成19年に介護分野を中心に人材不足が顕著になってきているため、福祉人材確保指針が改定され、国や自治体、経営者や関係団体が努めるべき項目が整理され、現在のセンターがあります。実際には、知事の指定で兵庫県社会福祉協議会が運営しています。年間、問い合わせも含め約2000名の利用があるようですが、最近は以前に比べやはり減少気味のようです。
窓口相談や職業紹介(福祉職に特化したハローワーク)、イメージアップを含む広報啓発、就職総合フェアの実施、キャリア支援専門員による事業所とのマッチング強化、職場体験学習、また介護福祉士や社会福祉士の専門学校の学生に対する修学資金の貸付(2年間で約120万円)、これは卒業後5年間福祉業に勤務すると返還免除、介護職経験のある人が再就職する場合でその後2年間就業すると20万円の貸付金免除等々、現在出来る人材確保事業をたった9名の僅かな予算の中で、行っておられます。
センターの竹山所長さんとも様々な意見交換をさせていただきましたが、やはり広い県土なので、出来るだけ各市町とお互いに協力しながらそれぞれの町で、このような事業を決め細かに行っていくことが出来れば人材確保に身近に繋がっていくのではないか、とお互いに言い合っていました。
私は、神戸市内では各区役所単位で、上記の事業全部は出来なくとも、一部だけでも行うことが出来れば、求職者も事業者も助かるのではないかと考えています。インターネットでも当然、「福祉のお仕事」というサイトを開設しておられますが、身近なところに求職者が足を運べるようにすることが、中年層以上の掘り起こしには大切なことではないかと思います。
介護人材の不足という話は、聞かない日はないくらいです。私も、もう少し調査研究を重ねて、少しでもこの業界の人材不足の解消に向けて力を入れて参りたいと考えています。またご意見等ございましたら、いつでもお話いただけたら幸いです。

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